「暗記は無理」「馬鹿だから覚えられない」「頭が悪いから暗記ができない」
そう思ってはいませんか?
このページは暗記が苦手なあなたに向けて、
いや、暗記が苦手だと思い込んでいるあなたに向けて塾講師の僕が心理学の知識を交えて、暗記苦手を完璧に克服するための方法をお伝えします。
私も受験生の頃、皆さんと同じように英単語も数学の公式を覚えることにとても苦戦しており、暗記苦手を克服する方法を全力で探しました。
そして、簡単に暗記ができる方法に辿り着くことができたのです。
前提として暗記は脳の記憶の仕組みと密接な関係にあるので、脳が物を覚える仕組みを解説し、その後暗記の方法・コツを解説する流れになっております。
- 脳の仕組み
- 記憶の仕組み
- 暗記の方法・コツ
やるべきことはシンプルですので必ず暗記苦手を克服できます。
脳が物を覚える仕組みになんて興味ねえ!
さっさと暗記の方法を教えろ!
と思われるのは分かりますが、脳の仕組みを理解することは受験勉強に留まらず、それを超えた様々な場面で必ず役に立ちますので、どうか始めから終わりまでじっくりお読みください!
暗記が苦手な訳ではない
さて、思い出してみてください。あなたが毎朝どの道を使って学校へ通っているのかを。
思い出せますよね?そうです。あなたは通学路という元は知りもしないはずの道を暗記しています。
ではみなさん
この画像をみて○○の道だと分かる方はいらっしゃいますか?おそらくいないはずです。
さあ、ここである問題が発生しました。
それは同じ道でも覚えている道と覚えていない道があることです。
ん…なにやら声が聞こえますね…
さて、通学路と行ったことのない道。この2つの大きな違いは何だかわかりますか?
正解は…
おそらく驚きのあまり青汁を吐き出した方が若干名いらっしゃるでしょう(いません)
さて、出会う回数が暗記のコツに繋がるメカニズムを記憶の仕組みを元に解説します。
●出会う回数によって記憶に残るかどうかは決まる
脳にも容量がある
私たち人間は日々の生活を営む中で様々な人や物に出会います。もちろん今もこうして私が鼻をほじりながら書いた記事を見てくださっているわけです。
さてまたまた質問です。
みなさんはこの記事のこれまでの文章を一字一句間違わずに覚えていますか?
回答ありがとうございます。普通に考えて無理です。
僕も覚えていません。(鼻ほじってるからね)
これまでのすべての文字を一字一句覚えられるのは写真記憶という少し特殊な能力をお持ちの方のみです。実はこれも努力次第で誰でもできるんだとか。
私たちが日常に起こることすべてを脳に叩き込んでいては脳がパンクしてしまいます。
脳のパンク=生命の危機
だから脳がパンクすることは避けたいのです。そのためには要らない情報は頭に入れないのが得策ですよね。
んん、要らない情報は頭に入れない?
ピンときた方、もう少しお付き合いください。
●出会う回数によって記憶に残るかどうかが決まる
●要らない情報は記憶に残らない
記憶の番人
物事が記憶として定着するためには審査のようなものを通過することが必要条件となります。その審査基準はたった1つ。
生きていくうえで必要かどうかです。
そして生きていくうえで必要かどうかを決めるのは出会う回数です。
同じことを繰り返すようですが、記憶の入り口には番人がいます。番人の役割は脳に余計な情報を覚えさせないことです。
そのため非常にガードが堅く、情報を1回や2回で通過させることはありません。しかし3回目(くらい)になると番人はこう思うわけです。
ここまで来ることができれば審査通過です。そして、その情報そのまま記憶になるわけです。
記憶の番人に覚えたい情報の通過を許してもらうためには出会う回数を増やす必要があります。
つまり、出会う回数が少ない情報は必然的に要らない情報となり、記憶として定着しません。
暗記苦手を克服しよう
記憶の仕組みを理解した上で暗記の方法とコツを説明していきます。
苦手をいち早く克服していきましょう。
暗記苦手を克服する方法は出会う回数を増やすこと。簡単です。これだけです。
そして出会う回数を増やす方法はいくらでもあります。
●手に書く
●スマホの待ち受けにする
●部屋中に単語が書いた付箋を貼っておく
やろうと思えばいくらでもできます。
とにかく生きていくうえで必要な情報なんだと脳を騙し、記憶として1度定着させることができれば勝ちです。
だから英単語であろうと社会の重要語句であろうととりあえず出会う回数を増やしてみてください!
暗記力(記憶力)=出会う回数×質×アウトプット
といっても過言ではありません。
ん?アウトプット?
はい、次が最後の項目です!
アウトプットを増やして暗記する
質問です。
覚える作業をインプットというならば、覚えているかどうかを確認する作業はなんといえばいいでしょうか。
せ~の!
はい、暗記をするのに重要不可欠なのがこのアウトプットです。
てりやきチキンバーガーのてりやきチキンくらい大切です。
アウトプットとは覚えているかを確認する作業ですから、身近なものでいうとテストに当たると思います。
ただ、ここでは確認テストをしろとありきたりなことを言うつもりはありません。ここで覚えて帰ってほしいのがこのサイクル
何かを覚える→ふとした時にそれを覚えているか確認する→また覚える
ここが一番大事なのです。
これをしないとせっかく出会う回数を増やしても記憶に繋がりません。通学途中、休み時間、トイレといった本当にわずかな隙間時間で構わないです。
是非生活の一部にこのサイクルを取り入れてみてください。覚えているかどうかを確認するのです。
必ずあなたの暗記苦手は克服されます。
暗記苦手克服まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
暗記苦手を克服する方法をまとめると
〇脳は新しい情報を容易に受け入れないこと
〇記憶を強める方法は出会う回数を増やすこと
〇絶えずアウトプットを行う事
の3点になります。
あなたの暗記ライフに是非、脳を意識したトレーニングを活用してみてください。
それでは、また次の記事で会いましょう。