音楽を聞きながら勉強して注意を受けたことはありませんか?
一般的に音楽を聞きながら勉強することはよくない事とされていますが、デメリットだけでなくメリットも多く存在します。
まずは勉強の効果をグンッと底上げするためにデメリットを把握しましょう!
そして注意を受けても、音楽を聞きながら勉強している理由をきちんと言えるようになるためにメリットを把握しましょう!
音楽を聞きながら勉強するデメリット
集中力がなくなっていく
一つ目の大きなデメリットとして集中力がなくなっていくことが挙げられます。この現象は日本語の歌詞がついている曲を聞いているときにおこります。
どういうことかというと、日本の曲(J-POP)の長さはたいてい3~4分です。そして脳は無意識のうちに歌詞を追ってしまっています。プレイリストをJ-POPだけにしておくと脳は歌詞を追いますが、それが3~4分で切れるためそのたびに集中力が途切れてしまいます。
そうすると気づかぬうちに集中力が3~4分で途切れるようになっていってしまいます。
テストの回答時間は50分ほどですよね?
その間に約10回も集中力が途切れる計算になります。
そんな集中力で高得点が狙えるわけないですよね。
集中力が分散する
先述の通り、歌詞がある曲を聞くと意識は歌詞の方に持っていかれてしまいます。賢い皆さんならお気づきかと思いますが、相対的に勉強の方に意識が向きにくくなります。
それに集中できているときは歌が意識から遮断され、集中できていない時は歌が聞こえるという全く効率的でない学習形態になってしまいます。
これらからわかることは、音楽を聞きながら暗記を行うことは全くのNGであるということ。意識が半分音楽に持っていかれてしまうのですから、覚えられないのは当たり前ですよね。
集中力が分散し、勉強効率が下がってしまいます。
入試本番で実力を発揮できない
入試本番は当然ながら音楽を聞きながら問題を解くことはできません。いつもは音楽を聞いてノリノリで問題を解いていたが、音楽がないからやる気が出ない。
つまり音楽を聞きながら勉強することに慣れてしまい、音楽がないと集中して勉強ができない状態になってしまいます。
入試本番で実力を発揮するために勉強しているのに逆に入試本番で集中できなくなるような行動をしてしまっていることになります。本末転倒ですよね。
音楽を聞きながら勉強するメリット
雑音を作ることができる
人間は無音の環境より多少の雑音がある環境の方が集中しやすいと言われています。
道路沿いを歩きながら友達と話しているときに、つい話に夢中になって車の走行音がシャットアウトされてしまうという話は有名ですよね。
周囲の音をシャットアウトしている状態こそ真に集中している状態なのです。つまり多少の雑音を音楽で作ることによって、集中しやすい環境を作ることができます。
しかし、歌詞付きの曲は無意識的に脳が歌詞を追ってしまいますので歌詞がないクラシックやオルゴールBGMなどの曲を選ぶようにしましょう。
ルーティンが作れる
ルーティンといえばラグビーの五郎丸選手を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
決められた一連の動き、一連の動作
ルーティンの効果として、迷わずに同じ動作をすることで精神的に落ち着き自信を呼び覚ますというものがあります。この迷わない同じ動作を音楽を用いて行うことができます。
なんでもいいので、勉強をする前に聞く曲を1つ選んでみましょう。
僕が受験生の時は[Alexandros]のKick&Spinを聞いていました。疾走感にあふれた曲を聴いた後に数学の計算演習をすると気分が乗ってとても楽しいのでお勧めです。
ルーティン曲は試験前に聞いたり口ずさんだりしましょう!
リラックスして勉強することができる
勉強をすることが苦痛だというひとは勉強中に音楽を聞く人が多いのではないでしょうか。音楽を聞くことにはリラックス効果があり、勉強中の辛さを軽減してくれます。
勉強にかかわらず、何か作業をするときに音楽を聞きながらやるという人は多いですよね。これは音楽を聞くと自然と落ち着くからなのです。
それにやる気やパワーも出ますから、勉強自体は捗るかもしれません。しかし先述した通り、暗記科目を行う場合は必ず音楽を流さずに行いましょう。
リラックスして勉強できるだけでなく、疲れもたまりにくくなります。
要点まとめ
ここまで、音楽を聞きながら勉強することのメリットとデメリットをお伝えしてきました。もう一度要点をまとめます。
〇勉強中は歌詞付きの曲でなく、長くて歌詞の無い曲を聞く
〇音楽を聞くのは勉強する前とどうしても勉強に集中できない時の初めの数分にする
〇勉強の前に聞く曲は固定して、ルーティンを作る
これらの3つを最低限意識することで、勉強の効率はグンッと上がります!周囲に何を言われても自信をもって勉強していきましょう!
それでは音楽の力を最大限に活用し、最高の結果を残せられるよう応援しています!