【注意】自分用まとめノートを作るときのポイント

ゆーまー
ゆーまー
これは、僕が大学受験を控えた高校3年生の夏休みの話です。

 先行きが不安だった僕は、受験のお守りとして自分用のノートを作りました。私立の大学を英語・現代文古文・数学I・Aで受験する予定でしたので、1日5時間を数学の勉強にあてていました。

その時行っていた勉強法は市販の問題集をさらに分かりやすくノートにまとめることでした。時間にして5時間×約30日の約150時間をノート作成に費やしました。

夏休みを終え9月に行われたセンター形式の模試を受験したところ成績は上がるどころか下がってしまいました。何の知識も得られず、残ったのはキレイに仕上がったノートと当時の満足感と後悔です。

この記事では皆さんに僕と同じような時間の使い方をさせないための注意点をお伝えします。約150時間かけて得られた経験を皆さんに存分に生かしていただきたいです。

キレイなまとめノートを作らない

自分用ノートを作成する際の注意点として一番に挙げることができるのは、キレイなノートを作らないことです。

どういうことかというと、キレイなノートを作りを心掛けてしまうとそれは情報を整理するためのノートではなく作品としてのノートになってしまうからです。

もちろん学校でのノート提出が内申点に関わるものならキレイな方が良い評価を受けやすいですから、丁寧に書いてキレイに仕上げていただけたらと思います。

しかし、自分用ノートを作る目的は記憶を整理することであってキレイに仕上げることではありません。そのため最低限覚えておくべき単語や解き方だけを書いておきましょう。

ノートは目に見える記憶の保管庫です。決して作品ではありません。何のためにノートを作ろうとしているのかを考えるなど、ノートを作る前に目的を再確認しましょう。

教科書や問題集をまとめノートに写さない

教科書や問題集には大切なことがまとめられています。逆に大切なことが載っていない教科書や問題集は売り物になりません。

つまり、教科書や問題集に書いてあることを見ながらノートに書き写す行為は全くの無駄な時間と言わざるを得ません。字の練習をしているのと何ら変わりはありません。

何も見ずに覚えている範囲で書きだすことはアウトプットになるためとても効果的です。

もともと書いてあるものを写している時間があればもっと他の事が出来ます。もし教科書の文や問題集の問題と答えを写したくなったらまずはそのページに付箋を貼って何度も見直しましょう。

答えの意味がわからないところは先生などに質問してみて、理解してから理解できた理由や頭の中で描いている解法をノートに書きだしてみると抜群に賢くなります。

先生からの関心意欲の評価も上がっちゃうかも!?

「わかる」と「できる」は違う

自分用ノートを作るときに一番怖いのが、ノートを作った時点で分かった気になってしまう事です。もしノートに書いたことが全て覚えられるとすると、学校でテストをする意味はあると思いますか?

答えはNOです。なぜなら全員満点を取る事が出来るからです。(基本的なことは覚えさせたうえでの応用力を問うテストとなると話は変わってきます)

社会のテストなんか全員満点ですよね。でも、そうならないのはなぜなのでしょうか。

答えは、ノートに書き写すことはできても、解けるようにはなっていないからです。

「わかる」と「できる」は根本的に違うのです。

頭では理解できていても、使ったり言葉にすることが出来なければそれはわかっていないのと同じなのです。

ですから、わからないところをノートに丸写しするのではなく解けるところまで解いてみて、解くために必要な知識を補強してまた解いてみるという流れが必要になります。

その流れにノートにポイントをまとめて満足することは必要ありません。ポイントにまとめたとしてもポイント、そこがゴールではありません。

何度も何度も読み返し、確実に知識を定着させてください。ノートを見ずに口に出して説明する事が出来れば成功です。

まとめノート要点まとめ

ここまで、自分用ノートのを作るときの注意点についてまとめました。いかがでしょうか。もう一度要点をまとめます。

ノートづくりを作品づくりだと勘違いするな!

丸写しは字の練習をしているのと同じ。覚えたこと・理解したことを何も見ずに書き出せ!

ノートをまとめてゴールではない。大切なのは復習だ!

ということです。自分用のノートを作りたいという発想は非常に素晴らしい手段ですが、目的を間違えてしまうと時間の無駄になってしまいます。

勉強から逃げるための、満足感を味わうためだけのノートづくりにはしないでください。

それでは!

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