【勉強方法】解き直しを制する者は受験や定期テストを制す

勉強では解き直しが大切だと、先生や親に言われる事はありませんか?

解き直しは成績を伸ばす上で非常に重要です。ルフィにとっての麦わら帽子くらい大切です。

解き直しの重要性を理解していなかったり、その方法が間違っていると思うように成績は伸びません。

逆に正しい方法で解き直しをすると、今まで伸び悩んでいた成績がグングンと伸びていくかもしれません。

僕は塾講師をしていますが、成績が伸びない子は頭が悪いのではなく、正しい勉強法を実践していない事が多いのです。

今回はあなたの成績が飛躍的に伸びる、解き直しに関する情報をまとめていきたいと思います。

解き直しの重要性

あなたの勉強する目標はどこにありますか?定期テストですか?それとも入学試験でしょうか。

テストで点数を取るためには、問題を解かなければなりませんよね。つまりテスト前の期間に問題を解ける状態に持っていかなければなりません。

英語であれば文法を覚えて使う事ができる。

数学であれば公式を覚えて使う事ができる。

あなたの目指すところは、テストの問題に対応して文法や公式を使えるようになっておく事なのです。

「わかる」と「できる」は違う

「わかる」と「できる」は全く違うということを覚えておいてください。マグロとサーモンくらい違います。

実は人間が「わかる」と認識するのは、頭の中に入った時ではないのです。

「わかる」タイミングは口に出した時や使用した時に訪れます。使ってみて初めて脳が「あ、自分ってこれについて分かってるんだ」と認識します。

逆に使わないままだと脳は記憶にその情報を記憶に残そうとしません。だから自然に忘れていってしまうのです。

そのため「わかる」状態ではなく「できる」状態に持っていく必要があるのです。

要点まとめ

問題を解ける状態かどうかを確認する。
脳が「わかる」と判断するタイミングはわかった時ではなく知識を使った時
「わかる」と「できる」は違う

解き直しの方法

あなたはどのように解き直しをしていますか?

正しい解き直し方法は、その場でもう一度解き直してみる事です。それだけです。

やり方を覚えてしまっていても構いません。そのやり方を再現するように紙やノートに書いてみましょう。

実際に解いてみるのが一番ですが、その状況にいない場合は口に出してみましょう。解き方を他人に説明する事ができれば、それが「分かっている」という証拠になります。

そして、答えを忘れた頃にもう一度解いてみましょう。解いてから20分後に行うのが望ましいです。

そこで解く事ができれば1時間後や次の日にもう一度解きましょう。できなければ、もう一度教えてもらいましょう。そして自力で解けるかを確かめていきます。

解き直すのは全問か間違えたところだけなのか

プリントに取り組んだとき、普段なら間違えた問題だけを解き直すと思います。実際に僕もそうしていました。

しかし、世の中には全問解き直す方が定着度が良いという研究があります。

ワシントン大学で、学生に40個のスワヒリ語の単語を暗記してもらう実験が行われました。

入力(記憶)に関して「全問」を記憶し直すのと「ミスした問題のみ」記憶し直すパターン。出力(確認テスト)に関して「全問」をテストするのと「ミスした問題のみ」テストするパターン。この組み合わせを4つのグループに分け、単語を記憶してもらいました。

結果は、入力方法の差の違いではなく、出力で常に全問をテストしたグループが高得点をとったのです。(アウトプット大全 p186,p187より引用)

アウトプット大全p186より引用

つまり、全問解き直すと全体的に知識が強化されて記憶に定着し、高得点に繋がるということです。
分かっているつもりの問題も総復習できるというメリットもあります。

要点まとめ

間違えた問題の解き方を再確認
その場で1回、20分後に1回、1時間後、次の日に1回
わかる問題も全問解き直す

自分の間違いを認める

解き直しをするときに最も重要なのは、自分が間違っていることを認める能力かもしれません。

人間は無意識的に自分の間違いが他人に知られないよう隠してしまうものです。

中高生のうちは確かに間違いは恥ずかしいかもしれません。しかし間違いを隠して後でバレる方がよっぽどダサいし恥ずかしいです。

信頼は無くなりますし、テストの点数で100%バレるので言い訳を用意するのも大変なので隠してもいいことないですよね。

あと、間違いは恥ずかしいことじゃありません。逆に間違いや弱みをガンガン晒していく方が他人に信頼されます。

間違えました分かりません。だから教えてください。

その勇気に、先生や親は必ず答えてくれるはずです。

ですから恥ずかしがらずに周りの人を頼ってみてください。その一歩が将来の自分を助けてくれます。

それでは、また次の記事で会いましょう。

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