そもそもやる気が出てこない。
こんな悩みを抱えてはいませんか?
僕も昔は一日中スマホを触っていたり、テスト前でもやる気が出ない日は部屋の片付けをしたりしてました。
これは心理学の現象の1つで「セルフ・ハンディキャッピング」という名前がついています。
失敗した時の言い訳を予め用意しておくという非常にセコイ心理です。そして結論から言うと、脳科学の世界では「やる気」は存在しません。偉い人が言ってました。
今回はこんな科学的、心理学的に根拠のある話を交えて勉強のやる気を出す方法について紹介します。
勉強のやる時を出すたった1つの方法


勉強のやる気を出すたった一つの方法は、まず1問解いてみることです。
「そもそもやる気が出ない。」「やる気があれば行動できる。」そう考えてはいませんか?
実はこれ逆なんです。やる気が出て行動するのではなく、行動を起こすとやる気が湧いてくるのです。
19世紀後半、ウィリアムジェームズは「人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ。怖いから逃げるのではなく、逃げるから怖いのだ。」と仮説を立てました。
後に研究・実験が進められ、この仮説は正しいと証明されました。これをAs ifの法則と呼びます。
やる気が出ないから今日は勉強しないんだ!!という日は形だけでも勉強してみましょう。
もしかすると、ウサインボルトも腰を抜かす速さでペンがすすむかもしれません。
行動によってやる気を呼び込む


やる気が起こるメカニズムは分かったけど、やっぱり勉強をやろうと思わない。
その解決策としてカンタンな問題を最初に解くことで、行動のハードルを限りなく低くする。というものがあります。
次はそう悩んでしまう方も少なくないはず。
ここで僕がオススメするのが復習です。学校や塾の授業の復習をやりましょう。
- 1度解いたことのある問題だから解きやすい。
- 授業の内容が定着する
復習以外の勉強をしたとしても、復習する量が増えて頭がパンクしてしまうことも。
やる気を引き出すためには、復習を1問やるだけでも効果は抜群かもしれません。
勉強しようと思うけど、行動に移せない


行動力があるって本当に素晴らしいことだよ!
しかし、やはり「勉強しようと思うけど、行動に移せない」と悩むことが多いと思います。
ここで大事になってくるのがやはり行動力です。これって一見簡単ですよね。手や足を動かすだけです。
けれどもそれがどれだけ難しいかを皆さんは自身の体験を持って知っているのではないでしょうか。
行動力の難しさについて、よくこんな例が使われます。
人が何かを成し遂げたい、身に付けたいと考えた人が1000人いる。
この1000人のうち実際に方法を調べてみるのがたったの100人。
そして方法を調べて行動に移してみるのは、たったの10人ほど。
何かをやりたいと思った時、実行できるのはたった1%の人間だけなのです。
行動できるのは一握りの人間


今の時代、情報は世の中に溢れています。スマホ一つで色んな情報を調べることができます。
インターネットの記事を読んだり、Youtubeの動画を見たり。僕たちは恵まれているのでいつでもどこでも情報に触れられるようになりました。
じゃあ後は行動に移すだけ。情報は平等に入手できるので、差がつくとすれば行動力なんです。
行動する人が10人いれば、それを継続できるのはたった1人です。継続力は1000人に1人程度しか成し遂げられない立派な才能なのです。
勉強が継続できるのは立派な才能


- 結果が出ない辛い時期を乗り越えること。
- 毎日孤独や不安と戦うこと。
- 自分のレベルも経験値も分からない。そんな状況でただ継続すること
これらができるのは立派な才能なのです。
勉強に関わらず行動力+勉強力は最強


頭の良さ、運動神経、芸術的な才能、絶対音感、ギャグセンスの高さ。全部いらないです。
継続することは意識すれば誰にでもできます。ただやっぱり行動を起こして継続することは難しいんです。
だから初動のハードルをできるだけ低くして、1日でも多く自分と向き合う機会を増やしていきましょう。
勉強のやる気の出し方まとめ


今回の話をまとめると
- 行動力と継続力は才能
- やる気が出ないのは当たり前。行動でやる気を引き出す。
- 最初に解く問題が解ける問題だと行動力、継続力が強化されるのでこのタイミングで復習をする。
となります。何と言ってもまずは行動です。皆さんの健闘を祈ります。