株式とクラウドファンディングを比べてみる

株式とクラウドファンディングを比べてみる

今回は、株式についてわかりやすく、初心者の方でも感覚で理解できるようにご紹介したいと思います。株式については、様々な書籍やウェブサイトが存在していますが、どれも難しい用語を多用しています。だからこそ、この記事では平易な言葉にこだわります。

株式とは、そもそも、お金集めの手段です。最近では、クラウドファンディングというものが人気を博しています。これは、○○をしたいので応援してください、という種類の資金集めの在り方です。目標や夢に共感した人が出資します。

基本的には、少額からの応援が可能です。ここで「応援」という言葉を使ったのには、「人情」が多分に介在しているからです。株式を買う、売ることも、このような仕組みではあるのですが、より「人間的感情」を排除したものだと言えるでしょう。

というのも─もちろん、個人的に好きな会社や商品があるとは言え─なんとなく応援したいから、という理由で株式を購入するのは一般的ではないからです。

大事なのは将来性です。将来に成長するか、化けるかどうか。これが全てです。衰退する企業の株など誰も買いません。株を買うというのは、投資家からすれば、期待に対するリスクの提供です。これだけのリスクはかまいませんから、その後のリターンを求めます(FXなどのように)、といった具合です。このような流れで、当然のように会社の経営に口出しをすることができます。

先のクラウドファンディングとの違いを、ここでも感じます。当然、応援する人の期待に応えられるように、クラウドファンディングプロジェクトを行う人は、全力を尽くすべきです。しかしながら、法的な、または体系的な、主従関係はそこには存在しません。

株式に見られる、ある種の拘束力は、企業による「無謀な行動を制止する」役割を果たしているかもしれません。

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